しばらく餃子は食べれそうにない――また体調を崩してしまいました

インフルエンザも無事に治り、これで思う存分遊べると明日への希望に胸を湧かせて布団を被った。いつもより身体がダルいが、大方オナニーをしすぎたせいだろう。ちなみに最近は三次元よりも二次元で抜いている。Fateのマシュがマイブームだ。後輩属性、眼鏡、そしてあのおっぱいがエロい。

閑話休題

さて、何故か全く寝付けない。それどころか得体の知れない嘔吐感が胃の中でこみ上げてくる。俺は陸に打ち上げられた魚のように寝返りを数十回程打った後、とうとう耐えきれずにゴミ箱へとリバースした。吐くのは久しぶりだった。夕食に食べた餃子のペースト状になったものが胃液とともにゴミの上に散乱した。暫く餃子は食べれそうにないと思った。

 それからは地獄の時を過ごした。簡単に言うと「暑い」と「寒い」の繰り返しだった。まるで風呂に入っているかのように布団が暑くてしょうがなく、そうかと言って四肢を毛布から露出すると、今度は急に寒くなって我慢ならない。そんな感覚の変化がうとうとした時にやって来るものだから、寝たくても寝られない。そして意識が飛び、目を覚ました時には全身にぐっしょりと汗をかいている。湿って肌に張り付く下着が気持ち悪い。しかし着替えるために階下へ降りるのは一苦労で……それでも不快感には勝てず、全身の倦怠感を引きずって起き上がった。嘔吐感も時折思い出したように襲ってきて、何度かトイレに駆け込んだ。そして本当にマーライオンのように吐いた。吐くものが無くなった後は幾らかマシになったが、それでも胸焼けのような気持ち悪さが居座った。

あと唇と口内がめちゃくちゃ乾く。特に唇は雨一つ振らない砂漠の如く荒れ果てていた。対応策として、なんとか1時間程睡眠をとって、目を覚ましたらまず水を飲む。そうでもしないと確実に脱水状態になっていただろう。めちゃくちゃ水分を摂っていたにも関わらずおしっこが全く出なかったのはそれを裏付けていると思う。それでも絞り出そうとしたら、原因不明のお湯のようなおしっこがちんこを熱くした。以前アルコールオナニーを試してみた時の比ではなかった。そして出たおしっこは明らかに不健康を示すかのように普段では見られない位黄ばんでいた。

その翌日は布団から出ずに、ひたすら身体を休めることを意識していた。寝て、水を飲んで、スマホでエロサイト見て、でも抜く元気はなくて、寝る。何気なく体温計を脇に挟んでみると37.9度だった。数日前にインフルエンザに罹ったばかりなのに、まさかこんな直ぐに熱が出るなんて初めての経験だった。俺は母親にポカリを買ってくるよう即座にラインした。ポカリは飲む点滴だと誰かが言った(ような気がする)。

もしかしたら前回はインフルエンザa型に罹ったので、今回は俺の身体では抗体が出来ていないであろうインフルエンザb型に罹ったのかもしれないなと思った。またあの苦しい、何も出来ない日々が続くのかと思うと憂鬱だった。

しかしそれは杞憂だった。

今日、俺は朝日とともに目が覚めた。倦怠感、嘔吐感は嘘のように消えていた。震える手で体温計を掴む。ピピピッ、――36.3度。完全に本調子とは言い難い、食欲も完全には戻りきってはいない、大好きなラーメンを昼食べたが正直キツかった、しかし、このブログを書く程度には健康である。

ただタイトルと上記にもあるように暫く餃子は食べれそうにない。あの匂いを嗅ぐだけでも拷問に等しいものがあるだろう。俺はゴミ箱にあるゲロが封印されたレジ袋を一瞥して顔をしかめた。いい加減片付けろよと我ながら思う。