音楽を聞きながら文章を書いていて思うこと ―最近視聴している動画を添えて―

今も音楽を聞きながらこれを書いている。先の記事に載せた例の小説を執筆する時も大概はイヤホンを嵌めて何かしらのBGMを流している。

 音楽を聞きながら勉強することの是非がいたるところで問われているのは周知の事実だろう。それが効率的に考えて良いことなのか悪いことなのか、それは一概には言えないという結局どうすればいいのと頭を抱えるような曖昧模糊とした答えがネットに多く書かれている。ただしモーツァルトは除く、だったっけ。実験で脳を活性化させる働きが発見されたとか目にした気がする。よく覚えていないし、ソースを探すのも面倒くさいからやらない。

で話を戻すけど音楽を聞きながら文章を書くのは個人的にあまり集中できない。俺がオススメするのは周囲で何が起こっているか分からないくらいの無音。つまり耳栓、持ってない場合はカナル型のイヤホンでも突っ込んでおくのが良いと思う。

これは小説なんかを執筆している時に顕著なんだけど、やっぱり音楽ってのは気分に作用するものがあるなと感じる。で、その気分が画面の文章に、比喩に、展開に影響してくるのだ。例えばめちゃくちゃシリアスなシーンを書く時に以前紹介したマリオオデッセイのイケイケなメインテーマを聞いていたら十中八九集中できないだろう。小説を書く時は感情移入しながら、というのが俺の信条というか、そうするだけで大分やりやすくなる。個人的に満足できる文章に仕上がることが多い。きっと世の中には音楽なんてまったく意識せずに書ける人達が大勢いるんだろうけど、俺のような凡人にそれは難しい。逆に話のシーンに合った音楽を聞くっていうのは良いんじゃないかなとも思う。バトルシーンを書く時は激アツの戦闘曲で、シリアスシーンを書く時は切ないピアノ曲で、みたいな。そしてどんな状況でも対応できる音楽は何かと考えてみたら、クラシックもまあ良いだろうが、それよりもって感じで結局無音に行き着いた。そして俺はその結論に至ってなお、こうして音楽を聞きながらブログと小説を書いているから本末転倒だ。なにかBGMがないとエンジンが掛からない身体になってしまったようなのだ。書き始めてしばらくすると、音楽は意識に入り込まなくなってくるんだけど。それでもせめてと思うのは、文章を書く時は歌詞がない曲を選んだほうが良いんじゃないかということ。やっぱり歌詞っていう言葉があると無意識に理解しちゃって、それが影響してくるんだよね。

はい終わり。ここからは最近俺が視聴している動画を紹介します。

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人生の中でプレイしてみて面白かったゲームランキングの上位に余裕のよっちゃんでランクインしているゼルダの伝説Botwメインテーマのピアノアレンジ。雄大な世界を冒険するリンクの姿が見えてくる気がする。マリオオデッセイの例の曲と同じくらい好き。今書いてる小説がファンタジーものだから、これ聞きながらだと結構気分が乗る。楽譜も印刷してみたけどめちゃくちゃ難しい。指が短い俺には辛いんだよ。

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こっちが原曲。サビに入る瞬間に一度途切れるのにはちゃんと意味があるらしい。神秘的な出だし、転調、そして壮大な盛り上がりっていう一連の流れにマジで鳥肌が立つ。映像や歌詞がなくても、音楽だけで物語を表現できるんだなって今更ながら気が付かせてくれた。

 

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Undertale―アンダーテール―という日本語版もある有名なゲームに登場する蜘蛛の擬人化みたいな女の子のテーマ曲。Spider Dance。不気味に、妖しげに、楽しげにダンスする蜘蛛たちの姿が浮かんでくる。この曲を聞いているだけでその女の子がどんなキャラなのか薄々イメージできるから凄い。そしてこの惚れ惚れする完璧な演奏。素人でも分かるくらい難易度の高い曲なのに、これノーミスなんじゃないのか。音質もめちゃくちゃ良いし。素直に射精です。ちなみに俺はアンダーテールをプレイしたことは一度もない。

 

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以前紹介したマリオオデッセイのJump Up,Super Star!のピアノアレンジ演奏。原曲についての魅力は過去の記事で取り上げたから割愛する。それでこの演奏なんだけどやばくね、いくらなんでもうますぎだろ。しかもグランドピアノ。こんな感じで弾けたらめっちゃ楽しいんだろうな。ちょっとジャズっぽいテンポが入ってるのがほんとすこ。

 

とりあえず上記の曲を最近はひたすら聞き回している。どれも本当に素晴らしいし、胸を張っておすすめしたいんだが、現実ではその相手がいないから寂しい。