ブログを書くことと、小説を書くことの、違いと難しさ。

つい先日まではブログを毎日更新することを生きがいに生活していたのだが、今は小説家になろうで投稿している長編(一応、その予定)を執筆する方に比重を置いている自分がいる。

 俺はこのブログではノンフィクションをありのままに書いているのだが、如何せん日常生活に彩りが無い時は筆が止まってしまう。まして最近は家に籠もってばかりいて禄に外出もせず、キーボードを叩く以外では動画をぼーっと見るかピアノを弾くかくらいで、充実しているとは言い難いものがある。そりゃあ書くネタがなくなるのも無理がないだろうと自己弁護をしてみたり。その辺を加味して比べてみると、想像の産物である小説を書くことはある意味楽であるというか。もちろん展開や設定を一から創作し、ストーリーを練ってそれを文章にするのは大変である。同じ文字数でも、ブログの記事を書くよりもこちらの方が時間がかかっていると思う。でも小説を綴ることはなんというか、こうしてブログでだらだらと感情のままに書きなぐるよりは楽しい、ような気がする。――そこが違うのかもしれない、と今気が付いた。このブログの記事はもちろん誰かに読んでもらって共感してほしいという欲望によって生み出されている側面はあるが、それよりも、何かの出来事に対して自分の思ったことをストレートに書くことで、思考をまとまらせるというか、俺はこういう人間なんだなと自分を振り返るために書いているところがある。そして小説の場合は、自分にとって「これはおもしろい」「こんなことがあったら」という一種の理想を描き出すことの楽しさが筆を動かしているんじゃないかなと個人的に思う。まあ要するにオナニーをするような気持ち良さがあるってこと。偉そうに言ってるけど、実際はただのワナビーです。調子乗ってすみません。