Jump Up, Super Star! という屈指の名曲

かの有名な「スーパーマリオ・オデッセイ」のテーマ曲「Jump Up, Super Star!」。

たった二分だ。まずは何も考えずに再生してみて欲しい。

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――動画が終わった時、貴方はオデッセイをプレイしたいと思っているはずだ。

 俺はこの動画を最近になって視聴したのだが、凄まじい衝撃を受けた。ゲーム界の王者たる任天堂という企業の持つ圧倒的な力を見せつけられた気がした。これをCMで流せば間違いなくスーパマリオ・オデッセイはギネス級の売上を達成するだろう。

ジャズの入ったノリノリの曲をBGMに、ミュージックビデオ風の映像が流れ、夢中になってマリオを遊んでいる人達にカメラが向けられる。そして今作はマリオの帽子がキーマンなんだろうと幼稚園児にも理解できるような、実際のプレイ映像を通しての単純明快な内容紹介。こんなことも出来るのか、という驚きの数々。1分41秒という短い時間の中で「このゲームはこんなに楽しいんだよ」という製作者からのメッセージがこれでもかとばかりに伝わってくる。

老若男女問わず、全ての人種がこのムービーを見たらスーパーマリオ・オデッセイの魅力に惹かれるだろう。俺の場合は全身に鳥肌が立ち、童心をくすぐられるあまり何故か感極まって涙が出そうになった。そしてこのゲームが発売された時代に立ち会えたことを嬉しく思えた。この感覚は他のゲームシリーズでは中々味わえない。数少ない例の一つとしてゼルダシリーズが挙げられるが、それもやはり任天堂のゲームである。

オデッセイは大人でも楽しめるのは間違いないだろうが、俺としてはぜひ小さい子どもにこそプレイして欲しいと思っている。ちょっとしたギミックに歓声を上げ、時にはその難易度に唸り、世界観にのめり込んで行く――何歳になってもゲームは楽しめる。しかし、本当に夢中になって、眠気と戦いながら、四六時中そのことだけを考えて、全身全霊で楽しむ――それは子どもにしか出来ないことだと思う。俺達が子どもに戻りたいと口にする時、ゲームに限らず全ての体験を新鮮に感じていた少年時代の感性を取り戻したい、という意味が込められている。

俺はテレビの前で夢中になって遊ぶ子供の小さな背中を見て、たどたどしい操作を微笑ましく思いながら、時々助言してあげる、そんな一時を過ごしたい。幼女だと尚良い。折角switchを購入したことだし、一人暮らしが始まったらそんな妄想も現実の話に出来るんじゃないかと思ったが――誘拐でしょっ引かれるのがオチだろう。世の中は無情である。

ちなみに俺はスーパーマリオ・オデッセイを持っていない。

 

追記

日本語版も見つけたがこれまた素晴らしい。英語版とどちらが先に作られたのか知らないが、全く違和感の感じられない出来となっているので是非聴いてみて欲しい。

歌詞もポジティブで、聴いているとスキップしたい気分になってくる。特にサビの盛り上がりが本当に好きだ。

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